住宅ローンの融資が行われるまでのつなぎとしてお金を借りる場合、借りている期間の分の金利支払いが必要になります。
つなぎ融資は、その性格上借り入れの期間が短期間になるものの、ある程度まとまった金額を即座に必要とする人が対象となっているため、金利が高い傾向があります。印紙代、振り込み手数料、印鑑証明や住民票の発行手数料など、その他にもさまざまな経費が融資を受けるために必要となります。つなぎ融資を受けるためには、こうした諸々の費用が申請経費として必要になってくるのです。
このように、本来よりも多く支出することになるので、
新築住宅購入の資金計画にはある程度の余裕が必要になります。つなぎ融資の申し込み印紙の額は借入額によって異なりますが、数万円かかります。融資を受けるとして、年利2.5%を4,000万で使うとすると、毎日加算される利息は、日々2,739円ずつという計算になります。15日間かりたとすると、金利として支払う額は4万円弱になってしまうのです。こうした利息にもさらに印紙代がかかることになるので、つなぎ融資にはおおよそ5万円ほどの出費がかかってしまいます。
最終的に、11~14万円ほどの経費が、お金を借り、そして返すために必要となるわけです。今ではフラット35という住宅ローンを利用することが多くなってきていますが、フラット35は融資の開始日が月によって何日と定められています。このため、タイミングが悪ければつなぎ融資がどうしても必要になりますので、借り入れ金額だけでなく期日も含めた資金計画をシュミレーションしてみましょう。